1. ホーム
  2. 打揚花火
  3. よくあるQ&A

よくあるQ&A

花火師の仕事には、どんなものがありますか?
花火師の仕事は、主に次のようなものがあります。

  1. 花火を作る(製造作業)
  2. 花火大会の為の準備作業(花火・打揚筒等各種機材を現場へ搬入し、設置作業をおこなう)
  3. 花火を打ち揚げる
  4. 花火大会後の片付け作業(各種機材の撤収・搬出、落下物の点検、回収・処理玉殻等ゴミの収集)

なかでも、花火(煙火)の製造作業は、“火薬類取締法”の「製造作業に関する技術基準」及び「保安管理技術」に基づいてなされます。従って、これら作業の指揮・監督者になるには火薬類取締法に定める保安管理技術を習得する必要があります。すなわち、火薬類取締法に定める甲種・乙種又は丙種火薬類製造保安責任者免状を将来取得することが必要です。免状を取得しても、なお継続して関連知識の習得に努め、かつ実地の経験を積まなければ製造工場の製造保安責任者として選任されません。

花火師になるには、どんな心構えが必要ですか?
花火師になるには、一般的に次のような資質が求められます。

  1. かなりの重労働であることから、体力的には頑健な人
  2. 危険物である火薬類を取り扱うことから、性格的には責任感のある人・慎重で注意深い人・何事にも関心を示す研究心旺盛な人
花火師になるには、どうすればよいですか?
花火師になるには、一般的に次の方法があります。

  1. 特別の学歴や技術は必要ありません。必要なことはやる気と体力です。技術を教えてもらうという気持ちではなく、先輩や上司の技術をみて盗むという意気込みで現場作業を意欲的に習得していくことが必要です。
  2. 製造技術や消費技術については、工業高校や大学の理工学部等の応用化学・機械科等技術系の学科を履修して、火薬類取締法に定める甲種・乙種・丙種の火薬類製造保安責任者免状や甲種・乙種の火薬類取扱保安責任者免状を取得するのも一方法です
※製造保安責任者の受験科目は次の通り
  1. 火薬類取締に関する法令
  2. 火薬類製造工場保安管理技術
  3. 火薬類製造方法
  4. 火薬類性能試験方法
  5. 火薬類製造工場に必要な機械工学及び電気工学大要など

上記の科目を大学等で履修していなくても、実際に煙火製造工場で作業に従事できれば、日常の作業の中で経験を積みながら、独学で上記科目を学習し製造保安責任者の試験に挑戦することもできます。

※取扱保安責任者の受験科目は次の通り
  1. 火薬類取締に関する法令
  2. 一般火薬学
現在花火師として活躍しているのはどんな人達ですか?
花火師は、「煙火消費保安手帳」の交付を受けている人達です。

花火(煙火)の打揚に従事するためには、煙火打揚に関する保安教育を受けて、業界の自主保安制度である「煙火消費保安手帳」の交付を受けることが必要です。現在この手帳を所持している人達は、全国で約1万8千名(内、女性は約千名前後と推定)程度います。「煙火消費保安手帳」は、煙火打揚の補助作業(煙火玉・打揚筒等の運搬、煙火置場の設置、打揚筒の固定等初歩的な作業)から始めて順次高度な打揚技術内容へと経験を積むため、一定の技術を習得した後に、煙火協会の各地区組織が行う保安講習を受けた人達に対して交付されます。従って、花火会社に就職するか、花火会社に関係のある人達しかこの手帳の交付を受けることはできません。

花火会社に就職したいのですが、求人はいつありますか?
花火会社への就業の機会は、極めて少ないのが現状です。

花火会社(煙火事業所)の代表者はその多くが、代々世襲制を主とする小規模企業体であり、定期的に社員を採用する体制は殆どないといえます。大半の事業所では、縁故等を主とする不定期・少人数の採用ですが、打揚消費の最盛期である7月~8月には多数の臨時作業員がいます。花火師の中には、縁故等で臨時作業員として採用され、作業に習熟し、何年か継続して経験を重ねながら有能な技術者となった事例もありますが、一般的には就業の機会は少ないのが現状です。

花火師の労働条件、又将来の展望等について教えてください
厳しい条件はありますが、未来を開拓していくには十分やりがいのある仕事です。

がん具煙火(おもちゃ花火)の製造・販売業は近年の少子化の傾向や遊びの多様性から低迷化が進んでおり、打揚煙火の分野では横這い傾向が続いています。平成26年度の国内生産額 (単位:億円)は次の通りです。

国内生産 62.5
がん具煙火 10.5
打揚煙火 52.0

しかし近年、女性の花火師もラジオ・テレビ等マスコミをにぎわせており、注目の職業として、大学・高校在学中の学生や一般会社員からの転職希望等で協会事務局へ問い合わせの電話が多くあります。労働時間・休日・休暇、その他の労働環境等については、事業所により異なりますが、繁忙期には厳しい条件が要求されます。

江戸の両国川開きから280年余の歴史を誇る花火は文化としての重要性と大きな大会になると百万人以上の観客を動員するという経済波及効果には、将来のビジョンを描く明るいヒントが隠されているといえます。又、スポーツ大会やテーマパークのイベント等、エンタテイメントとしての花火の演出効果も見逃せません。 老若男女が楽しめる花火!

花火が好きな人・大勢の人を幸せな気分にする花火師は、社会的意義のある夢のある職業の一つですが、同時に”狭き門”ともいえるでしょう。

花火の関係団体等ありましたら教えてください
いくつかありますが、主な団体は次の通りです。

おもちゃ花火情報

安全とマナー

花火を安全に楽しむためには、準備と正しい知識が必要です。
ルールとマナーを守って、正しく遊びましょう。

おもちゃ花火の種類

おもちゃ花火ってどのくらいの種類があるの?
代表的なおもちゃ花火をご紹介します。

Page Top